ご挨拶
第59回日本胸部外科学会九州地方会総会
会長 福井 寿啓
熊本大学大学院生命科学研究部 心臓血管外科学
この度、2026年7月31日(金)~8月1日(土)に、くまもと県民交流館パレアにて第59回日本胸部外科学会九州地方会総会を開催する運びとなりました。伝統ある本学会を担当させていただきますことを、大変光栄に存じます。
本大会のテーマは、「Bridging Generations -若手への教育と先端技術で創る胸部外科の未来-」です。
胸部外科の分野は、近年、低侵襲手術の進化、ロボット支援手術、AIやビッグデータの活用など、急速な技術革新により大きな変革を迎えています。こうした変化を真に臨床に活かすためには、単なる技術の導入にとどまらず、それを担う次世代の人材育成が不可欠です。
一方で、私たちが築いてきたこれまでの臨床経験や知見も、未来の医療を支える重要な基盤です。先輩世代の経験と若手の新たな発想をつなぐこと、そして世代を超えた対話や協働の場を育むことが、胸部外科の未来を創るうえでますます重要であると考えております。
本総会が、若手とベテランが共に学び合い、胸部外科の新たな地平を切り拓く契機の場となるよう、鋭意準備を進めております。火の国・熊本の地にて、世代を問わず熱く議論を交わし、新たな絆を築ける学術集会としたく存じます。
皆 様にはぜひ多数ご参加いただき、本会を盛り上げていただけますよう、心よりお願い申し上げます。また、夜は熊本の味覚も存分にご堪能いただければ幸いに存じます。
一人でも多くの皆様にお会いできますことを、楽しみにしております。